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「花岡山一帯を散策・・」・・デジカメ・松岡の休日

2013年11月12日(火)

 デジカメ・松岡は11月9日(土)、熊本市西区の花岡山一帯(横手町・春日町)を散策した。花岡山は熊本市の西側に位置する標高132mの小高い山。
 この日は朝から雲一つない秋晴れ。暑くも寒くもなく軽装で自宅を出発、横手町側のメモリアルヒルズ(墓地)方面から登山を開始した。花岡山中腹はラブホテル街としても知られ、時々通行する車両が気になった。大きなカーブで「地獄坂・極楽坂」(側道)の案内板が目に入った。北岡自然公園に向かう地獄坂は急峻。一方、熊本駅に向かう極楽差はなだらかな坂道。このあと、官軍墓地(明治9年・神風連の乱で倒れた熊本鎮台 司令長官種田政明少将ら陸軍埋葬地)、西南戦争時の薩摩軍砲座の跡などを通って頂上まで長い階段を上った。頂上に着くと、さすがに気持ち良く、思わず深呼吸をした。好天気なのに登山客は少なかった。まず仏舎利塔に参拝し、久しぶりに熊本バンドの結成記念碑・広場を訪ねた。熊本バンドはNHK大河ドラマ・八重の桜で急に有名になった。熊本洋学校生徒の間に結成されたプロテスタント・クリスチャンのグループで、徳富 猪一郎(のち徳富蘇峰)らが在籍し、同志社において特異な存在感を示した。このあと、日蓮宗の日本山妙法寺などを訪ね、春日町(熊本駅)側に下りた。こちらも中腹はラブホテルが続いている。しかし、閉店し、廃墟に近いホテルもあった。新しい発見である。かつては花岡山一帯に20軒近いホテル・旅館があったが、いま営業しているのは約半分の10軒(横手・春日合わせて)ほど。ホテル街がずいぶん廃れたように感じた。

花岡山・仏舎利塔(花岡山山頂)
左は地獄坂、右は極楽坂の分岐点(横手側登山道)
花岡山官軍墓地(神風連の乱で戦死した陸軍兵らの墓)
熊本バンド結成の記念碑前(仏舎利塔裏側)
花岡山中腹のホテル街(春日町側)
西南戦争時の薩摩軍の砲座跡(官軍墓地前)
花岡山山頂(132m)から見える熊本市街
日蓮宗日本山妙法寺