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「地震本震から1周年の益城町・・」・・デジカメ・松岡の休日ドライブ

2017年4月17日(月)

  デジカメ・松岡は熊本地震から1周年の4月16日(日)、熊本市東部、益城町一帯の地震被災地・災害現場を訪れ、現場を見て回った。一部で住宅の再建が始まるなど復興がようやく始まったという感じだった。
  この日は「熊本地震」本震から1周年。改めて被災地帯の道路、住宅、店舗、橋梁などの現場を歩いて回った。益城町を訪れたのは熊本地震から16回目。益城町の安永、木山、寺迫などの県道熊本・高森線一帯は、大部分が更地になり、広々とした市街地再開発地帯のようになっていた。食料品店や遊技場、菓子店、ラーメン店、美容室、クリーニング店などの商店が営業を再開していた。一方で、住宅、ビル、寺社などが倒壊したまま、あるいはガレキの状態の家も多数見られた。復興への道のりの難しさを感じた。
 また、熊本県は県道熊本・高森線を4車線に拡幅する。総事業費は153億円。
拡幅するのは益城町広崎の熊本市境界から益城町寺迫の国道443号交差点まで3.5キロm。道幅は約10から27mに広げる。完成は9年後の2026年3月の予定という。さらに、益城町の中心部28ヘクタールで木山地区の復興に向けた土地区画整理事業が進められるという。木山交差点付近の28ヘクタールに商業施設、バスターミナル、災害公営住宅などを集約・整備するという。町民からは「県道の4車線化は町の復旧・復興のシンボルになる」、「今後の益城町発展のきっかけになる」などと歓迎する一方、「いつになったら自分の家・店が再建できるかわからない」、「お金がさらにかかる」などという意見があった。

更地になり、広々とした感じの益城町木山交差点一帯
次々に建物が解体される県道熊本・高森線沿い
県道裏側では新しい住宅が建てられていた(木山上町)
木枠が張られ、基礎工事が進む木造の住宅(木山町)
建物の一部が改修された益城町役場本庁舎
役場南側で営業を始めた饅頭店(九ちゃん万十)
倒壊したままの木山神宮本殿
「陽はまた昇る」の文字がある益城町のヘアーサロン