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「ラグビー、ハンドボール、いだてんは好機・」・熊本県の小野泰輔副知事

2017年7月21日(金)

 熊本県の小野泰輔副知事は7月18日、熊本市中央区のホテルで講演し「熊本の観光は熊本地震で大きな打撃を受けたが、今後はラグビーワールドカップ、女子ハンドボール世界選手権、大河ドラマ”いだてん”などが予定され、復興の好機となる」などと語った。
 これは熊本キワニスクラブの例会で語ったもの。小野副知事は「これからの熊本の観光」と題して講演し、「熊本は昨年の熊本地震で死者が236人(震災関連死を含み)、住宅やライフライン、交通インフラ等が甚大な被害を受けた」と切り出し、「観光分野においても大きな影響を受けた。宿泊業の建物、設備の被害は530億円におよび、キャンセル等の損失額は380億円に上った。現在は観光需要が徐々に回復、現在JR西日本と連携した観光復興キャンペーンやくまモンイベント、温泉と食をフックした交通業者との連携キャンペーンなどを実施している」と説明した。
 そして、今後の熊本観光については、「阿蘇地域での新たな周遊ルートづくり、天草・崎津集落の世界遺産登録(推薦候補)、2019年のラグビーワールドカップ、女子ハンドボール世界選手権、NHK大河ドラマ”いだてん”、八代港のクルーズ船専用岸壁の整備などが予定されている。これは熊本観光の創造的復興の好機となる。県としても実現するよう積極的に取り組んでいきたい」などと語った。
 小野副知事は東京都出身、東京大学法学部卒。42歳。コンサルタント会社勤務を経て2008年、蒲島県知事の要請で県の政策調整参与に就任。2012年に副知事に就任した。

「ラグビ―や女子ハンドは復興の好機」と小野副知事
小野副知事の講演を聴く熊本キワニスクラブ会員
今夏中に開通するという長陽大橋(南阿蘇村)
修復中の熊本城本丸(19日、手前は本丸御殿)
講演のあと、記念撮影に応じる小野副知事(中央左)
各地で大人気のくまモン(左は蒲島県知事)