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「連結売上高546億円で減収減益・・」・・西日本新聞の柴田建哉社長

2017年11月30日(木)

 西日本新聞社(福岡市中央区天神1丁目)の柴田建哉社長は11月30日、同本社で「今年3月期の連結売上高は546億円で減収減益だった。販売部数は依然減少している」などと語った。
 これは「ふくおか経済」の新年号インタビューに応えて語ったもの。柴田社長は昨年6月の株主総会・取締役会で取締役営業本部長から社長に就任した。福岡県糸島市出身、58歳。北海道大学経済学部卒。西日本新聞社は今年で創刊140周年を迎えた。柴田社長は「明治10年、西南戦争を伝える新聞(筑紫新聞)としてスタートして140周年を迎えた。今日があるのも読者、地域の皆様方のお陰で、深く感謝している」と感想を語った。今年3月期の連結決算については、「売上高が546億9900万円、経常利益20億5600万円で減収減益だった。特に販売部数は約10年前から減り続け、現在は約65万部。デジタル化・スマホの普及、高齢化などが影響している。まだ、底を打ったという感じはしない」と説明した。今後の経営戦略については。「事業の多角化を図りたい。その一環として、食品移動販売の(株)豆吉郎の株を買い取り、グループ化した。このほか、モバイル広告配信プラットホームを開発した米国のベンチャー企業に資本参加した」などと語った。

「販売部数が減り、減収減益だった」と語る柴田社長
福岡市中央区天神1丁目の西日本新聞会館
松岡のインタビューに答える柴田社長(右)
来年5月から開かれる「至上の印象派展」のポスター