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「中間期の経常収益は367億円で減収増益・」・肥後銀行の甲斐隆博頭取

2017年12月5日(火)

 肥後銀行(熊本市中央区練兵町)の甲斐隆博頭取は12月4日、同行本店で「今年9月末の中間期決算は、経常収益が367億8100万円で7.1%減の減収増益だった」などと語った。
 これは「くまもと経済」の新年号インタビューに応えて語ったもの。まず、今年1年を振り返って、甲斐頭取は「熊本地震から2年目。本部はじめ、営業店の行員が地震からの復旧・復興、そして業績向上に向けて良く頑張ってくれた。今後も地道で長い努力が必要だと思っている」と感想を語った。今年9月末の中間期決算については、「経常収益が367億8100万円で、前年同期に比べて7.1%の減少、経常利益が113億3600万円で、54.6%の増加だった。減収は日本銀行のマイナス金利の影響などが主な要因で、増益は信用コストの減少。減収増益は予定通り」などと語った。肥後銀行と鹿児島銀行の経営統合については、「九州フィナンシャルグループがスタートして2年余り。これまでのところ順調にいっている。統合効果も約70億円に達し、当初予想を上回っている。今後も肥後銀行と鹿児島銀行が、互いに切磋琢磨しながら業績向上を目指していきたい」と説明した。今期の通期決算(平成30年3月)予想は、経常収益が710億円、経常利益が190億円の減収増益の見通し。

「9月の中間決算は減収増益となった」と語る甲斐頭取
熊本市中央区練兵町の肥後銀行本店
松岡のインタビューに答える甲斐隆博頭取(左)
肥後銀行本店壁面に掲げられている阿蘇五岳のパネル