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「抜本的な教育改革を断行・・」・・九州産業大学の一ノ瀬秋久理事長

2018年1月12日(金)

 九州産業大学(福岡市東区松香台)の一ノ瀬秋久理事長は1月11日、同大学で「少子化時代を迎え、18歳人口の減少が続いている。魅力ある大学づくりへ向けて、抜本的な教育改革を実施する。今年は人間科学部、地域共創学部を新設し、文系学部を再編する」などと語った。
 これは「ふくおか経済」2月号のインタビューに応えて語ったもの。一ノ瀬理事長は「少子化時代を迎え、18歳人口が年々減っている。その中で、志願者は有名私立大学に集中している。このため、我々も教育改革を断行し、魅力ある大学をつくらなければならない」と語った。続いて、「今年4月、文系は人間科学部と地域共創学部を新設し、商学部と経営学部を統合し、学部を再編する。文系は経済学部と国際文化学部を合わせて5学部体制となる。また、理工系は昨年、生命科学部をつくり、理工学部、生命科学部、建築都市工学部の3学部体制とした」と説明した。少子化時代を迎えた中で、「志願者の獲得が課題。教育の質を高め、魅力ある大学をつくることが大事。幸い、当大学は徐々に志願者が増え、昨年は久しぶりに1万人の大台を超えた。2017年度の入学者数は2,781人(全体の学生数は約11,000人)となった。都道府県別の入学者は地元・福岡県が65.6%、福岡以外の九州が21.9%、中国地方が5.6%、留学生が2.4%、近畿地方が1.0%、関東地方が0.5%などの順。留学生は中国が一番多く、次いでベトナム、ミャンマーなど」と語った。
 一ノ瀬理事長は佐賀県武雄市出身、75歳。修猷館高校ー九州大学法学部卒。

「抜本的な教育改革を断行する」と語る一ノ瀬理事長
福岡市東区松香台の九州産業大学1号館と本館(右)
松岡のインタビューに答える一ノ瀬秋久理事長(右)
雪が降る中の九州産業大学キャンパス
九州産業大学理工系学部棟
カメラマンの要請に応えてポーズを取る一ノ瀬理事長