トップ 松岡泰輔のフォトニュース 「熊本城大天守の復旧は”来年春”に・・」・・吉丸良治県文化協会長
松岡泰輔のフォトニュースPhoto News

「熊本城大天守の復旧は”来年春”に・・」・・吉丸良治県文化協会長

2018年2月23日(金)

 熊本県文化協会の吉丸良治会長は2月20日、熊本市のホテルで「熊本城大天主の復旧は来年春に、長塀は来年秋に復旧すると見られる」などと語った。
 これは熊本キワニスクラブの例会で「熊本城の再建に向けて」と題する講演の中で語ったもの。吉丸会長は荒尾市出身で中央大学法学部卒。79歳。県商工観光労働部長、企業局長などを務め、現在、九州産交ホールデイングス顧問。熊本国際観光コンベンション協会代表理事。吉丸会長は「熊本地震から約2年。ようやく本格的な復興が始まった。熊本城については復旧の基本計画案がきのう発表された」と切り出し、「今後、年次計画に基づいて復元が進むと見られる。熊本城の被害額は建造物や石垣を合わせて634億円。特に石垣は425億円で大部分を占める。これをどう復元していくか。石垣は25年くらいかかるといわれる。熊本城復旧の展望については、天守閣(大天守外観)は来年春、長塀は来年秋。飯田丸五階櫓は2023年春、本丸御殿大広間は2030年、数寄屋丸二階大広間は2030年、宇土櫓は2028年とされている」などと説明した。

「熊本城大天守の復旧は”来年春”」と吉丸良治会長
復旧工事が進む熊本城・大天守(右)
熊本キワニスクラブ2月中旬例会の会場
崩落したままになっている西出丸一帯の石垣
解体工事が行われている飯田丸五階櫓
吉丸会長を囲んで記念撮影。熊本キワニスクラブ会員