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「世界水準の医療を提供したい・・」・・済生会熊本病院の中尾浩一院長

2018年7月24日(火)

 済生会熊本病院(熊本市南区)の中尾浩一院長は7月24日、熊本市のホテルで「当病院は救急・高度医療の提供を基本方針とした病院。地域社会に貢献すると共に、今後は世界水準の医療を提供していきたい」などと語った。
 これは「熊本経済同友会」の7月例会で「困難な時代の保健医療」と題して講演したもの。中尾院長は大分県別府市出身、熊本大学医学部卒。58歳。例会には甲斐隆博代表幹事(肥後銀行会長)、久我彰登鶴屋百貨店社長、平田雄一郎平田機工社長ら会員75人が出席した。まず、済生会熊本病院の現状について、中尾院長は「当病院は外科、消化器、呼吸器、腫瘍、腎臓科、心臓血管、神経内科など救急医療、高度医療に絞った専門病院。病床は400ベッド、職員・スタッフは約1900人。年間の手術件数は約6000人に上り、年々増えている」と概要を説明。「地域社会に貢献すると共に、今後は世界水準の医療を提供したい」と語った。
 そして、困難な時代の保健医療については、「少子高齢化と国家財源の不足が大きな問題。医療を取り巻く環境が変化している。高額医療も増えている。保健医療を持続していくためにも、過剰医療でなく、”適正な医療”を目指していく必要がある」と語った。

「世界水準の医療を提供したい」と語る中尾浩一院長
中尾院長(左)の講演を聴く熊本経済同友会員
熊本市南区近見5丁目の済生会熊本病院
「済生会の第6代総裁は秋篠宮殿下(左)」と説明
「示唆に富んだ話を頂いた」とお礼を述べる甲斐代表幹事
新会員として挨拶する上野淳熊本放送社長