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「売上高4133億円で過去最高の業績・」・九州旅客鉄道の青柳俊彦社長

2018年7月31日(火)

 九州旅客鉄道(株)(福岡市博多区博多駅前3丁目)の青柳俊彦社長は7月30日、同本社で「今年3月期の売上高は4133億円で、過去最高の業績となった。今後は京都市にホテル、タイ・バンコック市に大型の長期滞在型宿泊施設などをつくる」と語った。
 これは「ふくおか経済」9月号のインタビューに応えて語ったもの。まず、今年3月期決算について、青柳社長は「売上高は4133億円で、前期に比べて8.0%の増加。8期連続の増収で過去最高。経常利益は670億円で前期に比べて10.7%の増加。これも過去最高。九州北部豪雨の災害で復旧工事などがあったものの、不動産事業、鉄道収入が増え、最高の業績となった」と説明した。来年3月期の見通しは、「売上高4397億円、経常利益626億円の増収減益を予想している」と語った。熊本駅周辺の開発計画については、「熊本市の規模にふさわしい大型ビル・賑わいをつくる。駅ビルは地上12階地下1階建て、延べ10万7000平方m。3万7000平方mの商業施設をはじめ、ホテルや複合映画館、結婚式場などが入る。2021年春に開業する」と説明した。
 さらに今後は「京都市にホテル、タイ・バンコックに大型の長期滞在型宿泊施設をつくる。すでにバンコックの都心に32階建てと27階建てのビルを取得した」などと語った。

「売上高4133億円で過去最高の業績」と青柳俊彦社長
福岡市博多区博多駅前3丁目の九州旅客鉄道本社
乗降客で賑わう博多駅のコンコース
博多駅があるJR博多シテイ(駅ビル)
タイ・バンコックの滞在型宿泊施設(全429室)
2021年春開業予定の熊本駅再開発ビルと施設
近く取り壊しが始まる旧熊本駅ビル
新幹線・ハローキティー号(30日、博多駅で)