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「電力の安定供給で責任の重さヒシヒシ・・」・・九州電力の池辺和弘社長

2018年11月15日(木)

 九州電力(福岡市)の池辺和弘社長は11月14日、同本社で「北海道地震で、電力の安定供給に対する責任の重さを再認識した。今年中間期の連結決算は、経常収益が1兆316億円、経常利益が295億円で増収減益だった」と語った。
 これは「ふくおか経済」新年号のインタビューに応えて語ったもの。池辺社長は今年6月の株主総会・取締役会で常務から社長に就任した。社長就任から5か月経ったが。「今年は災害が多く、大変忙しかった。北海道地震でブラックアウトが起き、電力の安定供給に対する責任の重さをヒシヒシと感じた。電気は大事だと再認識した」と感想を語った。
 今年中間(9月)期の連結決算は。「売上高が1兆316億円で前年に比べて4.3%増、経常利益が295億円で62.6%の減の増収減益だった。増収は日本卸電力取引所を通じた他社への販売電力料が増加したのが大きく、減益は川内原発の修繕費や燃料費調整の期ずれがあったため」と説明した。通期の売上高は。「2兆350億円、経常利益800億円を予想している」と語った。
 現在の電力事業以外の成長分野は。「第一は海外での発電事業。次いで再生可能エネルギー事業、三番目は通信事業、そして不動産事業。さらにドローンによる撮影活動など新サービスも検討している」と語った。
 池辺社長は大分県上津江村出身の60歳。東京大学法学部卒

「電力安定供給で責任の重さを」と語る池辺和弘社長
福岡市中央区の九州電力本社ビル
松岡のインタビューに答える池辺社長(右)
「新規分野としてドローンによるサービスも」と池辺社長
九州電力本社10階応接室からの眺め(南側)
福岡市中央区天神の渡辺通り(左は福岡三越百貨店)