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「教育・研究の成果を世界に発信したい・・」・・九州大学の久保千春総長

2018年11月30日(金)

 九州大学(福岡市西区元岡)の久保千春総長は11月29日、同大学本部で「素晴らしい伊都キャンパスが完成した。今後は教育、研究に成果を上げ、全国・世界に発信していきたい」などと語った。
 これは「ふくおか経済」新年号のインタビューに応えて語ったもの。伊都キャンパスの総面積は約272ヘクタール。ヤフオクドームの約40個分あり、単一のキャンパスとしては国内最大級の広さ。久保総長は「伊都キャンパスは素晴らしいキャンパス。基本構想から27年かかって、全てが完成した。現在、学生・教職員約2万人が集まり、教育・研究、勉学に励んでいる。今後は教育・研究に成果を上げ、全国に、世界に発信していきたい」と語った。
 また、久保総長は「九州大学は次の百年に向けて”躍進百大、すべての分野において世界のトップ百大学に躍進する、という目標を掲げ、アクションプランを推進している。九州大学の世界におけるランキングは126位。すでに化学分野や資源分野などは50位以内に入っており、エネルギー分野、環境分野は世界最高水準にある。他の分野もさらに水準を上げていきたい」と説明した。
 新年はどんな年に。「九州大学の役割は教育、研究、診療、社会貢献の四つ。グローバル化の中で、新たなインベーションの扉を開いていきたい」と語った。

「伊都は素晴らしいキャンパス」と語る久保千春総長
九州大学の本部がある椎木講堂
松岡のインタビューに答える久保総長(右)
大学の西側に位置する工学系建物群(ウエストゾーン)
主に文系学部の学生が学ぶイーストゾーンの建物
通学ラッシュで次々に中央ゲートに入るバスの列