「益城町の県道4車線化、年明けに着手・・」・・熊本県の蒲島郁夫知事

　熊本県の蒲島郁夫知事は11月30日、熊本市中央区の熊本県庁で「熊本地震からの創造的復興をさらに進め、年明けには益城町の県道4車線化に着手する」などと語った。
 これは「くまもと経済」新年号のインタビューに応えて語ったもの。まず、今年1年を振り返って、蒲島知事は「熊本地震から2年7か月。住まいの再建など創造的復興に取り組んだ。特に重点10項目にうち、災害廃棄物の処理や俵山トンネルなど阿蘇へのアクセス改善が順調に進んだ」と感想を述べた。また、益城町のまちづくりについては、「木山地区の区画整理事業を県が主体となって実施する。県道熊本高森線の4車線化は、年明けに着手する。まず、そのモデル地区をつくる。熊本空港・八代港の整備については、今後着実に進める。特に八代港はクルーズ船会社のロイヤルカリビアンと共に整備する。今年はクルーズ船の寄港が30隻と少なくなったが、来年は60隻以上が寄港する」。さらに、「来年はラクビーワールドカップとハンドボール女子世界選手権大会がある。その準備と共に大会の機運を盛り上げていきたい」などと語った。
 　蒲島知事は昭和22年１月生まれの71歳。県立鹿本高校―ネブラスカ大学農学部卒、ハーバード大学大学院卒。平成20年4月16日から熊本県知事。