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「世界遺産・崎津集落への観光客が倍増・・」・・天草市の中村五木市長

2019年6月18日(火)

 天草市の中村五木市長は6月17日、同市東浜町の市役所本館で「崎津集落が世界文化遺産に登録されて1年。観光客が倍増している。人口減少策については、雇用の場の創出や九州外からの移住・定住に力を入れていきたい」などと語った。
 これは「くまもと経済」の7月号のインタビューに応えて語ったもの。中村市長は昭和24年10月生まれの69歳。牛深高校卒。牛深市議、天草市議を経て、平成26年4月に天草市長に就任。昨年3月から2期目。中村市長は「崎津集落を含む長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産に登録されて1年を経過した。崎津集落へお越し頂いた観光客数は平成29年度の83,900人から167,100人に倍増した。ガイダンスセンターや公園等を整備してきた。さらに持続性のある地域づくりを進めていきたい。また、今年6月1日に二江地区に観光拠点の”イルカセンター”を開設した。道の駅の登録も頂き、観光客に新鮮な野菜や海産物を提供し、さらに観光振興を図っていきたい」と語った。
 2期目の重点施策は、「企業誘致を含む経済対策。最近はIT系の進出が目立っている。また、中小企業支援にも中小企業支援センター”アマビズ”を開設して、商品開発、販路拡大策などに積極的に取り組んでいる」。
 人口減少対策については、「現在の天草市の人口は80,235人。合併時の99、331人から19,000人減り、今後も人口減少は避けられないが、地元での雇用創出と九州外からの移住に積極的に取り組んでいきたい。移住については、この4年間で、206世帯・382人の移住実績がある」などと説明した。

「崎津集落は観光客が倍増している」と中村五木市長
天草市東浜町の天草市役所本館
オープンカウンターで、広々した感じの天草市役所1階
天草市本渡町の中心街
世界文化遺産に登録され、観光客が倍増の崎津集落
天草市本渡の市街(天草キリシタン館から)
6月1日にオープンした「天草イルカセンター」
本渡町で”一番人気”の天草海鮮料理店・「やまもと」