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「地下鉄トンネル工事を再開・・」・・博多駅前道路陥没事故から2年半

2019年7月16日(火)

 福岡市・博多駅前道路陥没事故(平成28年11月8日)から約2年8か月ー。福岡市交通局はこのほど、博多駅前2丁目付近で地下鉄七隈線のトンネル掘削工事を再開した。開業は2年遅れの2022年度になる見通し。
  道路陥没事故は大規模な地盤崩落(長さ30m、幅27m、深さ約15m)だったのにも関わらず、わずか1週間で復旧・完了したことで有名。海外からも「凄い」、「日本の建設技術は世界最高!」などと賞賛の声が上がった。現場は博多駅ビルから西に約200mの地点。トンネル内は地下水や土砂がたまっていたが、地盤の改良工事をした上で、今年1月から4月の間に、約1万4千立方mの水を抜いたという。福岡市営地下鉄七隈線の天神南―博多(1.6キロ)の開業は2年遅れ、2022年度になる見通し。総事業費は、追加工事と物価上昇などで約137億円増え、約587億円に膨らむ見込み。
  一帯はセブンイレブン、アパマンショップなどの店舗や事務所が、すでに営業している。また、、キャナルシティ博多近くでは、七隈線・天神南ー博多駅間の中間駅(仮称)の整備工事も進めている。

地下鉄トンネル工事を進めている博多駅前一帯
博多駅前2丁目の道路陥没事故現場(交差点)
地下鉄トンネル工事を再開した博多駅前2丁目付近
地下鉄トンネル工事が行われている博多駅一帯
営業を再開しているセブンイレブン博多駅前店
陥没事故現場北側のアパマン博多駅前店
「地図に残る仕事」と書かれた地下鉄工事現場
七隈線・天神南ー博多駅の中間駅(仮称)工事現場