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「コロナで多くの事業が大打撃・」・・西日本鉄道の倉富純男社長

2020年7月21日(火)

 西日本鉄道(福岡市博多区博多駅前3丁目)の倉富純男社長は7月20日、「コロナで多くに事業が大打撃を受けている。福岡ビル(西鉄本社)は解体工事を続けている。今年3月期連結決算の売上高は3,894億円、経常利益が143億円で減収減益だった」などと語った。
 これは「ふくおか経済」8月号のインタビューに応えて語ったもの。まず、今コロナウイルスの影響について。倉富社長は「電車、バス、ホテルなどほとんどの事業が大打撃を受けている。特にホテルは9割減」と開口一番。
 今年3月期連結決算については、「売上高が3,894億4600万円で前期に比べて1.9%の減少、経常利益が143億2200万円で25.7%の減少で減収減益となった。これは普通の決算で、結果的に見ると良い決算だったといえる。分譲マンションの販売、本業の運輸業も順調だった。ただし、今期の決算についてはコロナの影響で、どの事業も売り上げが大幅減少。全く見通しが立たない状況にある」と表情を曇らせた。
 福ビル(福岡ビル)の建て替えについては。「解体工事を続けている。新ビルは地上19階地下4階建て、延べ床面積は約10万平方m。2024年春の開業を予定。これは予定通り進んでいる」と語った。

「電車、バス、ホテルなどの事業が大打撃」と倉富社長
福岡市博多区博多駅前3丁目の西日本鉄道本社
松岡のインタビューに答える倉富純男社長(右)
博多駅前(パルコ前)の西鉄バス
西鉄大牟田線・福岡駅改札口付近
地上19階地下4階建て「新福岡ビル」の完成予想図