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「熊本駅ビルは来年春に完成・・」・・九州旅客鉄道の青柳俊彦社長

2020年7月22日(水)

 九州旅客鉄道(株)(福岡市博多区博多駅前3丁目)の青柳俊彦社長は7月21日、同本社で「熊本駅ビルの建設は順調に進んでいる。来年春に完成する。駅ビルには商業施設やホテルをつくるほか、水とみどりの立体公園をつくる。また、今年3月期の売上高は4326億円、経常利益494億円で、減収減益だった」と語った。
 まず、コロナウイルスの影響につて、青柳社長は「大変厳しい。一時は乗降客が9割減の状態だった。現在は通勤・通学客が8割ぐらい戻った。ただ、ビジネス客・観光客はまだ3〜4割しかない。毎日の収入は平均すると、昨年の5割ぐらい」と厳しい状況をを説明した。 
 建設中の熊本駅ビルについては、「政令市・熊本市の規模にふさわしい大型ビル・施設となる。地上12階地下1階建て、延べ10万7000平方m。工事は順調に進んでいる。商業施設をはじめ、ホテルや複合映画館、結婚式場。それに水とみどりの立体公園をつくる。来年春に完成する。また、熊本駅東口には30階建て高層マンションをつくる」などと説明した。
   今年3月期の決算については。「売上高は4326億4400円で、前期に比べて1.8%の減少、経常利益は494億600円で前期に比べて22.7%の減少。上場以来初めての減収減益となった。今期もコロナの影響が続き、鉄道事業、商業施設事業、ホテル事業。いずれも悪い。ホテルは最悪の状態」と語った。
 豊肥本線の再開については、「8月8日に肥後大津駅ー阿蘇駅間で全面開通する。4年4か月ぶりとなる」。
 今期の決算(21年3月期)の展望については、「全く見通しが立たない。現在進行中の中期経営計画も見直さなければならなくなる」と語った。

「熊本駅ビルは予定通り来年春に完成」と青柳俊彦社長
福岡市博多区博多駅前3丁目の九州旅客鉄道本社
松岡のインタビューに答える青柳俊彦社長(左)
建設工事が急ピッチで進む熊本駅ビル(地上12階建て)
九州新幹線のルート地図
博多駅ビル(右が博多阪急デパート)