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「サクラマチの累計入館者は1640万人・」・九州産交HDの矢田素史社長

2021年1月26日(火)

 九州産交ホールディングス(熊本市中央区)の矢田素史社長は1月25日、同市中央区の同本社で「サクラマチ・クマモトはオープンして約1年4か月。累計入館者は1,640万人になった。一日平均の来館者は32,800人。今年9月期の決算は黒字にしたい」などと語った。
  サクラマチ・クマモトは九州産交HDが総事業費約777億円かけて建設した複合商業施設。ビル全体の延べ床面積は約16万平方m。高層マンション、ホテル、熊本城ホール、商業施設、オフィス棟などがある。
   矢田社長は「オープンから約1年4か月。累計の入館者数は、1,640万人 になった。一日平均の入館者は平日で3万2800人。最近はGo To トラベルキャンペーンで入館者が回復していたが、緊急事態宣言・コロナ感染の第三波で、また入館者が減っている。事業運営上は一日平均4万人は欲しい。2月7日の宣言解除がどうなるか。注視している」と語った。
  ー昨年9月期の決算は?。
 「24億4300万円の赤字となった。創業以来の最大の赤字。売上高は191億7700円で前期比13.7%の減少。コロナによる不況産業(全国)が4業種あるといわれる。交通、飲食、観光、不動産の4業種。うちはその4つともある」。
 ー今期の業績見通しは?。 
 「増収増益を見込んでいる。9月〜12月(昨年)は計画通りに進んでいる。緊急事態宣言の早期解除と、ワクチン接種の2月開始に期待している」。
  ーところで、熊本発着の高速バスの状況は?。
 「大変厳しい。乗客は前年に比べて大幅な減少。神戸、大阪、名古屋、大分便などは運休。ほかの特急バスも厳しい。当分は減便を続けるしかない」などと語った。

「今年9月期は24億円の赤字になった」と矢田社長
オープンして1年4か月が過ぎた「サクラマチ・クマモト」
「サクラマチクマモト」の中央エントランスホール
バスが次々に発着する桜町バスターミナル
「サクラマチクマモト」の地階・レストラン街
熊本市中央区手取本町を走る「産交バス」
集客力のある食品スーパー「Food way」(地階)
整備が進むシンボルプロムナード(サクラマチクマモト前)