「ANAセールスからANAあきんどに社名変更・」・高橋誠一社長らが来社

　地域創生・航空セールス事業のＡＮＡあきんど(株)(東京都中央区日本橋)の高橋誠一社長は4月22日、熊本市中央区の「くまもと経済本社」を訪れ、「コロナの影響で航空業界は大きな打撃を受けている。航空以外の事業で売り上げ倍増を目指し、5年後には4000億円に拡大したい」などと語った。
 　高橋社長は九州地区の挨拶回りの一環として「くまもと経済」を訪れたもので、新川新一専務(九州・沖縄地区担当)、川田修一熊本支店長が同行した。高橋社長は「ＡＮＡあきんど(株)は今年4月1日に誕生したばかり。出来立てのホヤホヤ」と切り出し、「事業は、ＡＮＡセールス(株)からの旅行事業を切り離し、地方創生事業と航空券販売事業を担当している」と語った。
　「特に地方創生事業については、ＡＮＡのマイレージ会員約3700万人の顧客基盤を生かし、地方自治体と連動した地域創生問題はじめ、観光や農林水産業の振興、地域の雇用問題などに取り組んでいきたい」。
　「すでに全国的に”ふるさと納税”問題に取り組んでいる。熊本県関連では、水上村や阿蘇市、甲佐町、産山村など九つの自治体と提携し、現在事業を進めている」などと説明した。
　また、高橋社長は「ＡＮＡグループは、日本、そして世界に広がる人と航空のネットワークを持っている。出張や旅行、訪日旅客などの人の移動と商品などの物流サービスの双方を自社で完結できる。”リアル”の充実度が強みと言える。と言っても新しい事業分野を切り開いていかなければならない。”覚悟”を持って、取り組んでいきたい」と語った。
　ーところで、高橋社長は北海道大学卒業と聞いているが、出身は札幌市ですか？。　
　「よくぞ、聞いて頂きました。私は北海道ではなく、渋沢栄一ゆかりの埼玉県深谷市の出身です。あのＮＨＫ大河ドラマの舞台の！」と笑顔を見せた。。
　高橋誠一社長は埼玉県深谷市出身の57歳。北海道大学経済学部卒。