宮本誠二理事長" /> 宮本誠二理事長 / くまもと経済" />
トップ 松岡泰輔のフォトニュース 「今期の売上高は400億円の見通し・」・化血研の宮本誠二理事長
松岡泰輔のフォトニュースPhoto News

「今期の売上高は400億円の見通し・」・化血研の宮本誠二理事長

2012年8月9日(木)

 一般財団法人・化学及血清療法研究所(熊本市北区大窪1丁目)の宮本誠二理事長は8月8日、同本所で「新製品の売り上げが寄与し、今期の売上高は400億円になる見通し」などと語った。
 これは「くまもと経済」10月号の表紙インタビューに応えて語ったもの。宮本理事長はこの6月に副理事長・副所長から理事長・所長に就任したばかり。宮本理事長は「理事長に就任し、責任の重さを感じている。社会からの信頼を大切にして、これからも生物学的医薬品の開発と供給を通じて国民の健康に寄与していきたい。私は10代目の理事長。どちらかというと楽天的な性格なので、業務を楽しみながらチャレンジしていきたい」と抱負を語った。今年3月期の化血研の売上高は370億6000万円、経常利益53億6200万円だった。今期は好調な日本脳炎ワクチンに加え、今年11月からジフテリア、破傷風、百日ゼキ、ポリオの四種混合ワクチンを全国で販売するので、今期の売上高は400億円、経常利益は76億円ぐらいになる見通し」などと説明した。また、「143億円を投じて菊池研究所内で建設している細胞培養インフルエンザワクチンの製造棟は順調に進んでいる。建物や設備は来年春に完成し、その1年後に本格稼働できるようになる」と語った。宮本理事長は菊池市泗水町出身、京都大学薬学部卒。62歳。

「好調な業績・」と笑顔で語る宮本誠二理事長
熊本市北区大窪の化学及血清療法研究所本所
松岡のインタビューに応える宮本理事長(右)
昨年11月に完成した新ワクチン製造工場