新熊本合同庁舎が起工

　九州財務局などが入居する熊本合同庁舎Ａ棟の起工式が７月８日、熊本市春日の現地で行われた。建設地は春日２丁目の月星化成跡地、約２万５千�u。同市二の丸の現庁舎の老朽化に伴い、二期に分けてＡ棟、Ｂ棟を新築し、移転する。
　Ａ棟は鉄骨造り地上12階地下１階建て。延べ床面積は約２万６千�u。総工費は約75億円。２０１０年３月の完成を予定している。入居するのは、財務局のほか、九州農政局、九州総合通信局、熊本労働局、九州地方整備局営繕事務所、熊本地方気象台。職員は計約１６００人に上る。
　Ｂ棟は２０１０年度に着工する見込みで、12年度の完成予定。入居を予定しているのは、熊本行政評価事務所、熊本国税局、熊本国税不服審判所、熊本西税務署、熊本統計・情報センター、自衛隊熊本地方協力本部、長崎税関八代税関支署熊本出張所、九州地方環境事務所。両棟が完成すれば、延べ床面積は計約５万２千�uとなり、福岡合同庁舎を上回って、九州最大規模の合同庁舎になるという。（中川）