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家元や舞妓ら来熊し伝統芸能鑑賞会・・・邦楽家の中村寿誠さん 

2009年11月9日(月)

 邦楽囃子方・中村流の中村寿誠さん(74歳)は11月8日、熊本市の熊本崇城大学市民ホールで伝統芸能の鑑賞会「伝統芸術邦楽囃子鑑賞会」を開いた。  京都、東京から囃子、笛の家元17人や舞妓22人などが来熊、熊本からは女性演奏家グループの「誠会」(中村花誠代表)が参加、松の翁、執着獅子など6つの演目を披露した。会場では開演前から長蛇の列ができており、少しでもいい席を取ろうと駆け込む場面もあった。  来場者は「中村寿誠さんのやわらかい音と静寂が本当に素晴らしかった」と話していた。(中原)

「伝統芸術邦楽囃子鑑賞会」主催の囃子方・中村寿誠さん
空港から貸切バスで移動する一行
会場に到着。開演前から多くの人が並んでいた
京都、東京から約40人が来熊した
小鼓や笛を演奏する上七軒の舞妓、芸妓(写真手前)
笛、囃子の家元がそろって演奏。「地方でこの顔ぶれが揃うのはまずないこと」(関係者)という
1千人以上が来場。本場の演奏を楽しんだ
熊本からは女流囃子グループ「誠会」が参加した。写真手前左は代表の中村花誠さん
公演後は料亭菊本に場所を移し、熊本の文化人、経済人を踊りやお酌でもてなした
お酌をする舞妓たち。文化に理解のある経済人の顔ぶれがあった