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急ピッチで進む新水前寺駅周辺交通結節点改良工事…県と熊本市

2010年8月31日(火)

 県と熊本市はJR豊肥本線、新水前寺駅周辺の交通結節点改良工事を急ピッチで進めている。
 工事は、道路走行環境の改善と公共交通の利便性向上を目的に07年9月に着工。09年10月に県道熊本高森線を跨ぐ既存の架道橋(通称:水前寺ガード)の横に新ガードを架設し、今年6月19日にはJRの新線切替とJR新水前寺駅の新ホーム供用を開始した。8月21日には旧ガードを撤去。
 今後はJR新水前寺駅の駅舎(2階に駅事務所と改札、1階は駐輪場)建設と新ガード下への熊本市電、水前寺駅通電停の移設へ向けた工事に入る。また、旧ガード撤去跡には県道を跨ぐ歩道橋(自由通路)の設置も行い、JR駅舎と電停間を直接結ぶことでJRと市電の乗り換え利便性を大幅に向上させる。工事完了予定は11年3月。(城島)

JR旧線のレールは既に撤去されており、今後は旧ホームと仮駅舎も撤去される。来春以降、JRと市電との「新水前寺」乗り換えが便利になることでさらなる利用者増が期待される
6月から供用開始されたJR新水前寺駅ホーム。1日あたり約5100人が利用するJR新水前寺駅、朝夕を中心に通勤、通学客でにぎわっている
左側が現在のJR新水前寺駅舎、今後は右側に新駅舎を建設する
8月20日の夜から翌朝にかけて、交通規制が敷かれる中、旧水前寺ガードの撤去作業が行われた
旧ガードは3本に切断された上、大型クレーン車を使って撤去。深夜にもかかわらず周辺には撤去作業を見守る住民たちの姿が多くみられた
旧ガードが撤去された翌日に撮影。移設と共に電停名を「新水前寺駅前」にすることも検討されている市電の水前寺駅通電停(左下)。新ガード下に約30m移設される