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AED搭載タクシーの運行を開始…肥後タクシーグループ

2011年7月8日(金)

 肥後タクシーグループ(熊本市健軍4丁目、野々口弘基代表)はこのほど、AED(自動体外式除細動器)を搭載したタクシーの運行を開始した。
 社会貢献事業の一環。肥後タクシー汲ニグループ会社の且O和タクシー、安全タクシー侃且Y交ポニータクシーの車両に各社2台ずつ設置した。導入費用は約240万円。グループ4社全車両の一元運行管理システムを活用し、緊急時の配車に対応。AEDによる処置のほか、患者の搬送も行う。
 AED導入に先駆け、乗務員250人のうち60人が熊本市消防局による上級救命講習を受講。心臓マッサージの仕方やAEDの使用法などを学んでいる。野々口代表は「タクシー車両へのAED設置は全国的に珍しく、熊本では初めての取り組みとなる。今後全乗務員が上級救命講習を受講し、街の救急隊員としての社会貢献も果たしたい」と話している。(岩屋)

グループ4社の車両8台に搭載するAED
AED(左)と、搭載車両に張るステッカー
トランクルームに常時設置する
野々口弘基代表
AEDの使用法や蘇生(そせい)法などの講習を受ける乗務員