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付属図書館がリニューアルオープン…熊本大学

2013年10月3日(木)

 熊本大学(谷口功学長)が昨年10月から全面改修していた中央区黒髪の付属図書館中央館が完成、10月1日に開館した。
耐震補強に合わせ、改修したもので、総事業費は約7億3千万円。豊富な蔵書と接しながら学生や市民が議論し合える集団学習の場「ラーニング・コモンズ」を設けたほか、個人用の座席も大幅に増やし、学生らが主体的に学ぶ「学修」の拠点を目指す。
 同図書館は地上2階、地下2階建てで、総面積約6300u。外観はガラス張りにするなど、イメージを一新した。1階はほぼ全面をラーニング・コモンズに充て、討論用の机やいす、グループ学修室を多数設けた。レポートや論文の指導を専門教員から受けるなどに活用するほか、飲食可能な休憩スペースも設置。市民にも開放する。2階は静かな環境で利用できるよう、1人用の座席を改修前と比べ3倍の200席設けた。地下1階は、AV機器などを備える語学学習スペースを拡充した。10月1日にはオープニングセレモニーがあり、谷口学長や大熊薫館長、くまモンらがテープカットをして落成を祝った。(佐藤元)

「動」のエリアと位置付けている1階。ラーニング・コモンズには、飲食可能な休憩の場として利用できるリフレッシュルームなどを設けている
1人用の座席を改修前の3倍にあたる200席に増やした
ディベートやグループワークなどが可能なグループ学修室
2階は「静」のエリア。スーパーサイレントルームやPCルームなどがある
外観はガラス張りにするなどイメージを一新した