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秋晴れの県立装飾古墳館を訪ねる

2014年10月31日(金)

エスプレッソ15号編集企画の取材で熊本県立装飾古墳館を訪ねた。
抜けるような青空に、古墳館周辺の美しく手入れされた古墳群の緑が鮮やかな印象を見せる。
同施設は山鹿市鹿央町の岩原古墳群の中にある。国内で確認されている装飾古墳の実に3割が、菊池川流域の菊池、山鹿地域に集中していることから、装飾古墳ならびに関連の展示では国内屈指の内容を誇る。
「歴女」と呼ばれる歴史好きの女性の中で、特に古墳に関心を向ける「古墳ガール」の登場で、近年若い女性の来館者も増えるなど、古墳を取り巻く状況にも変化が現れているという。
勾玉づくり、火おこし体験、縄文土器づくりといった日本の古代文化に因んだ様々な体験教室を年間を通して開催するなど、家族連れでも気軽に楽しめる施設となっている。(徳山)

装飾古墳館屋上から岩原古墳群を臨む
現物を精巧に復元した古墳の展示
展示室には石棺のレプリカほか、古墳から発見された副葬品の現物も数多く展示されている
先ごろ開催された装飾古墳一斉公開では県内外から約千人が参加。日頃見ることができない県内各地にある装飾古墳に多くの見学者が集まった。
古墳内部の様子を興味深げに覗く見学者