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設計開発拠点「LCDイノベーションセンター」が完成・・三菱電機

2014年11月27日(木)

  三菱電機梶i東京都千代田区)が、ことし3月から菊池市泗水町に建設していた産業用・車載用液晶事業の設計開発拠点、「LCDイノベーションセンター」が完成した。来年1月から本稼働する。総投資額は約10億円。
 場所は同町住吉の液晶生産子会社、メルコ・ディスプレイ・テクノロジー梶iMDTI)泗水工場の敷地内。これまで合志市御代志のパワーデバイス製作所熊本工場に置いていた設計開発部門を同地に移転することで生産効率を高め、開発スピードを上げるのが狙い。同社の液晶製品は国内で21%、海外で9%程度のシェアを持っており、蔵田哲之役員理事液晶事業統括部長は「集約で時間効率は大幅に高まる。海外シェアを20%まで高めるのが当面の目標」と話している。同社液晶部門の13年度売上高は365億円。14年度は390億円を見込む。(川野)

完成したLCDイノベーションセンター。2階建てで延床面積は約4050u。来年1月に合志市から液晶事業統括部を移転、約200人の技術者らが業務を開始する
会見した眞田亨常務執行役半導体・デバイス事業本部長(左)と蔵田哲之役員理事液晶事業統括部長。11月19日、泗水町のセンターで
センター2階の業務フロア。壁をなくしたほか、打ち合わせスペースを広く確保している
同社の液晶製品。ドライブスルー(写真)など屋外で使われるケースも多く、耐久性に優れている点は特徴のひとつだ