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“ななつ星”効果で観光列車絶好調!!・・・4月号掲載

2015年3月31日(火)

 JR九州(福岡市)がクルーズトレイン「ななつ星 in九州」を導入したのをきっかけに、九州における観光列車の知名度は全国的に高まりを見せている。これを一部ではななつ星効果”と呼ぶ声もあり、他の観光列車などへの波及効果も広がっている。特に熊本県は、JR九州が運行する観光列車8本のうち4本が県内を通る観光列車優良県。廣川昌哉JR九州熊本支社長は、「熊本は九州の中で最も観光列車の数が多い。まさに観光列車王国だ」と胸を張るほどだ。
現在、JR九州が県内で運行する観光列車は、「特急 A列車で行こう」(熊本〜三角)、「SL人吉」(熊本〜人吉)、「いさぶろう・しんぺい」(人吉〜吉松)、「特急 あそぼーい!」(熊本〜宮地)。さらに、第3セクターでも観光列車導入の動きは加速し、13年3月に肥薩おれんじ鉄道(八代市、淵脇哲朗社長)が「おれんじ食堂」(新八代〜川内)、昨年3月にはくま川鉄道(人吉市、藤木孝一社長)が新車両として「田園シンフォニー」の運行を開始した。どちらも利用者数を大きく伸ばし、長く続いた減少に歯止めをかけた。ちなみに、以前から南阿蘇鉄道(高森町、草村大成社長)が運行しているトロッコ列車「ゆうすげ号」(立野〜高森)も含めると、県内すべての三セクで観光列車が導入されている。

ななつ星 in九州
SL人吉
特急 あそぼーい!
特急 A列車で行こう