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熊本県立大学の半藤学長「未来のために、創造的に生きよ」・・・T1パーク

2016年7月1日(金)

 くまもと経済7月号の「T1パークEnjoy!人間学」(毎月連載)は、熊本県立大学の半藤英明学長にお話を聞きました。若者への応援メッセージは「未来のために、創造的に生きよ」。(更に詳しいインタビュー記事と写真はT1パークの サイト で紹介しています。)

T1 学長就任の感想と抱負を。
半藤 学長に就任して以来、様々な方々と接する機会が増えました。別の世界で活躍されている方々の知識に触れることができ、とても新鮮に感じています。私は歴代学長の中では一番若く、これからも多くの人との出会いを大切にしながら、まだまだ成長していきたいと考えています。

T1 熊本県立大学の近況は。
半藤 近年、カリキュラムの見直しを図ってきました。共通教育(基盤教育と教養教育)と専門教育の2つに分け、共通教育で視野を広げ、その上に立って専門性を学びます。学問とは真実に向かうことです。学生の皆さんには真実か嘘か、真贋を見極める目を養ってもらいたいと思います。机上と実践の二方向から学び、自分を形成しいく新たなカリキュラムで授業展開に取り組んでいます。

T1 学生に身に付けて欲しい力は。
半藤 一つ挙げるならば「突破力」です。人生は大なり小なりの課題があって、それを克服していくことの連続です。お昼に何を食べようか、どの大学に進学しようか、どういう仕事に就こうかなどあらゆる課題に直面します。学生の皆さんには、こうした課題を乗り越えられる「突破力」を身に付けて欲しいと思います。突破できれば、自信となり、更に次の壁を突破できる可能性へとつながります。

T1 若者への応援メッセージを。
半藤 私も年齢を重ね、過去の方が未来よりも多くなってきました。若い皆さんはまだ確実に未来の方が長い。これからの時代を生きるのも、創るのも皆さんです。それを権利だと思ってもらいたい。過去を踏襲するだけの前例主義に陥ることなく、「未来のために、創造的に生きよ」ということを伝えたい。何も考えずに楽に生きるか、または、大変だけれども自らわくわくしながら未来を創るか、どちらを選ぶと聞いた時に、今の若者たちには後者を選んで欲しいと思います。


半藤英明学長
1960(昭和35)年2月18日生まれ。東京都出身。成蹊大学大学院文学研究科修士課程修了。中学・高等学校教諭、静岡英和女学院短期大学助教授などを経て、2001年4月から熊本県立大学文学部日本語日本文学科助教授として着任。同大学大学院文学研究科長や副学長などを歴任し、2016年4月第13代学長に就任。趣味は城巡りと酒巡り。専門分野は日本語学。

公立学校法人熊本県立大学の半藤英明学長
雨にもかかわらずキャンパスを案内してくれた
2016年4月1日付で第13代学長に就任
「未来のために、創造的に生きよ」と若者への応援メッセージを熱く語る
本部棟入口
地域社会へ貢献できる人材育成に向けて開設されたCPD(継続的専門職能開発)センター