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嘉島町の最新鋭印刷工場を見学・・・ハタノ綜合印刷

2017年2月23日(木)

  昨年1月、上益城郡嘉島町に本社・工場を新築移転したハタノ綜合印刷梶i毛利吉文社長)の最新鋭印刷工場を谷山英二執行役員営業部長の案内で見学した。
  同本社・工場は総事業費約7億円をかけ、同町の嘉島リバゾン西側の農地跡約7896uに床面積約3419uの平屋建てで建設。大手の食品、医療、精密系メーカーなど、衛生面にこだわる顧客ニーズに応えられるきれいな印刷工場を目指した。見学の前に禁止事項の説明を受け、見学用の上着とマジックテープでズボン裾を締めてからスタート。先ず、生産部(工場)に入る1番目の扉を開け、スリッパに履き替え、私物をロッカーに置き、洗剤で手洗い、頭にキャップをかぶり、ローラーでズボンの異物を取り除いた後、半導体工場にあるようなエアシャワー室で塵、ほこりを落とし、やっと2番目の扉を開け工場に入室。その間、約7工程のチェック体制だ。工場内は空調機、加湿装置などで温度、湿度を一定に保ち、塵ひとつない状態の衛生環境を徹底して追及している。谷山執行役員は「一流メーカーとビジネスを行う上での必要不可欠な体制で、それを実行する人の意識から変えていかなければならない」と語った。同社は大手食品メーカーや九州内の焼酎、しょうゆメーカーほか約500社の商品ラベルなどの特殊印刷を行っており、2016年7月期の売上高は7億9000万円、従業員数は53人。(秋田)







 

半導体工場にあるようなエアシャワー室
見学者に対する禁止事項
エアシャワー室入室前に手洗い、キャップ装着、ローラーでズボンの異物を除去する
エアシャワー室後の生産部(工場)に入る2番目の扉
工場内の天井各所に設置されている加湿装置
谷山執行役員とモニターに映し出される入室禁止の工場内
ハタノ綜合印刷の本社事務所
嘉島町のハタノ綜合印刷の本社・工場