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祭壇設置し東日本大震災の追悼法要・・・くまもと県民葬祭

2017年3月22日(水)

 斎場「ファミリースペース東京塚」運営のくまもと県民葬祭梶i熊本市東区東京塚町、森翼社長)は3月11日、同地に東日本大震災の犠牲者を追悼する祭壇を設置した。
 追悼の場を設け、震災の記憶を風化させないことなどを目的として2014年から行っており、今年で4回目。熊本市内に移住していた福島からの被災者の葬儀に同社が携わったのを機に設置を開始したもの。当日は斎場内に生花祭壇や献花台を設置し、地域住民など一般に開放。光照寺(宇城市豊野町)の糸山公照副住職による七回忌法要や、参加型オペラ公演などを主催するジェニトーリ(同市南区出仲間)によるコンサートを実施。森輝和相談役は「4年前の開催時の来場者数400人から、年々献花に訪れる人数が減少している。1万6千人もの方が亡くなったことを決して忘れてはいけない」と話している。(宮田)

糸山公照副住職による七回忌法要
「震災の記憶を風化させてはいけない」と話す森輝和相談役
追悼コンサートでは童謡などを披露
東日本大震災のチャリティーソング「花はさく」などに合わせて口ずさむ来場者(左)