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被災地の現状を伝え、復興につなげる役割を・・・JTB九州

2017年4月21日(金)

鰍iTB九州(福岡市中央区長浜、吉田和吉社長)と鰍iTB国内旅行企画(東京都品川区、大谷恭久社長)は4月から2016年4月14・16日の熊本地震の遺構、経験を語り継ぎ、備えを促すプログラム「震災復興ツーリズム着地型商品(学びのプログラム)」を団体専門商品として販売している。
プログラムは熊本城、益城町、南阿蘇村など6つあり、被災現場を見学するほか、当時の体験談も聞くことができる。4月20日、旅館ホテルや旅行業界、メディア関係者向けに開催し、当日は29人が参加した。午前中は「西原村」プログラムで「4・14、4・16体験談(語り部プログラム)」を聞いた。午後は「南阿蘇村」プログラムで、阿蘇大橋付近に住む佐野徳正さんと共に長野地区、阿蘇大橋、高野台、南阿蘇鉄道長陽駅を回り、被害の状況を聞いた。
 鰍iTB九州の石原彰人熊本支店長は「ターゲットは企業や自治体などコンベンションの再誘致もあるが、県外の修学旅行生の再誘致が最大の課題だ。現在、14件581人の申し込みがある。被災地の現状を伝え、熊本の復興につながる役割を担いたい」と話している。(中山)

崩落した阿蘇大橋
当時の状況を語る佐野徳正さん。参加者は熱心に耳を傾けた
亡くなった大和晃さんに鎮魂を捧げる参加者たち
バスで被災地を回りながら被害状況を視察
道路の中央に大きな裂け目ができた高野台地区
堀田直孝西原村議会議員
阿蘇ミルク牧場(阿蘇郡西原村河原)で避難所の状況を聞く参加者
Dあいさつする石原彰人熊本支店長