トップ フォトニュース 経営に役立つ知財活用事例を紹介…日本弁理士会九州支部
フォトニュースPhoto News

経営に役立つ知財活用事例を紹介…日本弁理士会九州支部

2017年12月5日(火)

 日本弁理士会九州支部(吉永純一支部長)は11月30日、熊本市中央区上通町のホテル日航熊本で、ヒット商品やブランド化など知財活用事例を紹介するセミナーを開いた。
 経営者層などを対象に知的財産への理解を深め、事業活動に役立ててもらおうと日本弁理士会が全国で展開している「知財広め隊」の一環。約50人が出席した。当日は吉永支部長がヒット商品やブランド化など知的財産活用による成功事例やその秘訣を解説。また他社の商標登録を知らずに使用し、提訴されるなどの失敗事例を紹介し、知財経営の重要性について理解を促した。このほか、尾崎真哉日本政策金融公庫熊本創業支援センター所長は同公庫の知財活用支援の取り組みについて説明した。またセミナー終了後には交流会があり、弁理士と企業経営者らが懇親を深めた。
 吉永支部長は「守るべきは智恵の結晶であり、それをカタチにしたものが知財。大切な技術が真似されたり、流出しないようにするためには何ができるか、知財を見える化することで融資につなげることができないかなどヒントを得ていただく場になったのではないかと思う」と話している。(佐藤)

講演する吉永支部長
当日は約50人が出席した
尾崎日本政策金融公庫熊本創業支援センター所長
ヒット商品開発の具体例などに興味深げだった