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県工業特別賞に簡易型Wi‐Fi移動装置・・・九州電機工業

2018年3月20日(火)

 くまモン電車に搭載 
 
通信機器修理・再生事業の九州電機工業梶i熊本市北区大窪2丁目、福嶋邦博社長)が昨年3月に開発した簡易型Wi‐Fi移動装置が、熊本県工業連合会の2017年度県工業特別賞に選出された。
同移動装置はバッテリー駆動タイプとシガーライターから充電できるソケット駆動タイプの2種類。小型軽量化したことで持ち運びでき、5カ国語に対応、停電時には搭載されたバッテリーやシガーライターから充電できる点などが主な特徴。外形寸法は横390mm、横175mm、高さ310mm。接続可能台数はWi‐Fi周波数帯の2・4GHz帯が10台、5GHz帯が10台。使用可能距離は約30m。価格は1台20万円から。なお、設置には通信事業者との契約が必要。県内では熊本電気鉄道が北熊本駅‐上熊本駅間で走行しているくまモン電車の2台、合計4両の各網棚に搭載されている。
福嶋社長は「今後、クルーズ船の増加に対応して貸し切りバスへの搭載や、海外からの集客もあるイベント会場などでの活用を図ってもらうなど観光面で後押しができることを期待するほか、災害時に備えた必需品としても定着するよう働きかけていきたい」と話している。 (徳永)

▲簡易型Wi―Fi移動装置を持つ福嶋社長
▲簡易型Wi―Fi移動装置