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環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」締結〜九州FG

2018年6月12日(火)

  九州フィナンシャルグループ(熊本市中央区練兵町、上村基宏社長)は6月11日、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を結んだ。締結企業で金融機関は九州フィナンシャルグループが初となる。
  環境省では、日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化を図ることを目的に、8カ所の国立公園で訪日外国人を引き付ける取り組み「国立公園満喫プロジェクト」を2020(平成32)年まで実施しているが、その一環として民間企業・団体と協力して国立公園の魅力を発信し、国内外の利用者を拡大し地域の活性化につなげる「国立公園オフィシャルパートナーシッププログラム」を2016年11月からスタートさせている。これまで企業など31社とパートナーシップを締結、今回の第3回目で18社と締結しパートナー企業が49社となった。締結期間は同プロジェクトが終了する2020年12月末まで。
  肥後銀行では阿蘇くじゅう国立公園で、@環境・水質・草原保全に向けた棚田耕作、森林植樹、野焼ボランティアA畜産業振興のための阿蘇世界農業遺産基金への寄付B魅力発信スポーツイベントの実施CWEBサイト「かせするもん」「おるとくまもと」での魅力発信DくまもとDMCと連携した着地型旅行商品の造成・販売と外国人観光客の受入環境整備支援E新たな観光客を呼び込む施設の整備支援。
  鹿児島銀行では霧島錦江湾国立公園で、@新たな観光客を呼び込む施設の整備支援A地域事業者との協働による観光商品の開発B外国人観光客の受入環境整備の支援C環境保全に向けた植樹活動の実施D同行プロモーションツールを活用した国立公園情報の発信を行う。
  「国立公園オフィシャルパートナーシップ」は、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾両国立公園のほか、阿寒摩周(北海道)、十和田八幡平(青森・秋田・岩手)、日光(福島・栃木・群馬)、伊勢志摩(三重)、大山隠岐(鳥取・島根・岡山)、慶良間諸島(沖縄)の6国立公園で実施する。
  6月11日、東京・霞が関の同省であった締結式には、九州FGの上村基宏社長(鹿児島銀行頭取)と肥後銀行の土山哲司常務が出席、中川雅治環境大臣と協定書を交わした。(香月)

協定書を交わした(左から)中川雅治環境大臣、上村基宏九州FG社長、土山哲司肥後銀行常務(6月11日、環境省)