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規制緩和受け、坪井川遊水地の利活用を協議

2018年10月16日(火)

 熊本市など 国交省専門官ら招きワークショップ

 熊本市は10月14日、熊本市北区清水町打越の坪井川水系遊水地管理事務所1回ホールで坪井川遊水地周辺の利活用を協議する「ミズベリング坪井川会議」を開催、70人が参加した。
 この日は全国の水辺の魅力を創出する活動を行っている岩本唯史叶辺総研代表がコーディネーターを務め、開催趣旨を説明した後、国土交通省の水管理・国土保全局河川整備課の桝井正将企画専門官が、規制緩和を受け活発になっている全国の事例を紹介した後、地元で活動を行っている坪井川遊水地の会の木村仁会長が、これまでの活動を報告した。
 この後、約13グループに分かれ、ワークショップを実施、遊水地に欲しいトイレなどの施設や、規制緩和によって民間の参入が可能になる可能性のあるカフェ、売店、イベントなどの知恵やアイデアを出し合った。
同遊水地および坪井川周辺は、県の管理下にあるが、予算削減などで当初の計画通り整備が進んでおらず、定期的な除草などが課題になっている。
坪井川遊水地の会では、桜の植林を行い、桜の名所づくりを進めているほか、江津湖の湖面に匹敵する広さの全周が皇居一周とほぼ同じ距離に相当することから、ジョギングコースやトイレの設置を行政側に働きかけている。また、除草作業の費用を地域住民などに委託すことで民間による効率的な公園管理が可能になるなど、各種の提言活動も行っている。(徳永)






左から岩本コーディネーター、木村会長、桝井企画専門官
活用事例
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