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学部・大学院生1062人が巣立つ・・・熊本学園大学

2019年3月22日(金)

 熊本学園大学(熊本市中央区大江2丁目、幸田亮一学長)は3月22日、熊本市中央区の熊本県立劇場コンサートホールで平成30年度の卒業(学位記授与)式を開いた。今年度の卒業生は商学部(288人)、経済学部(301人)、外国語学部(122人)、社会福祉学部(300人)の1011人と大学院(博士後期課程5人、修士課程9人、専門職学位過程37人)の51人、合計1062人だった。
 式典では、はじめに学生歌を出席者全員で斉唱したあと、幸田学長がそれぞれの学部の代表者に学位記を授与した。幸田学長は「卒業、修了おめでとう。未来予想は難しいことですが、人口構成については着実な予想が可能だということ、人間が作り出した技術は後退することがほとんどないということ、この2つに注目してもらいたい。少子高齢化の将来像において、外国人労働者が今後確実に増加していくでしょう。そして、AIやドローン、ビッグデータが仕事や生活を大きく変えていきます。熊本にいても世界中の商品を購入できる時代になり、世界中の情報にアクセスできるようになっています。こうしたICT革命の時代にうまく対応していくためにも、一人ひとりが常に前向きに、新しいことに挑戦する姿勢を保つことが必要です。皆さんの活躍を願っています」などと式辞を述べた。続いて、目黒純一理事長は「皆さんがこれから進む社会は、これまでとは違った環境の中にあるでしょう。不透明さが一層増した社会。しかし、“生き抜く力”をこの学び舎で学んだはずです。頭と身体を使って一度きりの人生に向けて大きく羽ばたいてください」などとあいさつした。その後、来賓を代表して、同大学同窓会・志文会の若本信記副会長が「これからの人生は長距離走、一気に走るんける短距離走ではなく、追い越したり、追い越されたりする永い道程です。健康に留意してご活躍ください」と大住清昭会長の代読で祝辞を述べた。
 続いて、卒業生を代表して社会福祉学部第一部福祉環境学科の林舞美さんが「4年間で多くのことを学び、様々な教養や知識を身に付け、大きく成長することができました。私自身、車いす体験や水俣研修などの現地研修、フィールドワークを通して多くのことを学びました。平成は災害の時代と言われるほど多くの災害に見舞われました。平成最後の卒業生として、私たちは自分たちの経験や学びを次の新しい時代に伝えていく役目があり、人を思いやり、支え合う心を忘れない人間でありたい」などと謝辞を述べた。このあと、全員が立ち上がって、「蛍の光」を斉唱した。(宇治野)

幸田学長から学位記を受ける学生代表
祝辞を述べる幸田亮一学長
目黒純一学校法人熊本学園理事長
若本信記熊本学園大学同窓会・志文会副会長
学部・大学院生合計1062人が巣立った
卒業生・修了生総代として謝辞を述べる社会福祉学部第一部福祉環境学科の林舞美さん
式場となった同大学横の県立劇場コンサートホール
会場入口付近は記念写真を撮影をする卒業生や保護者たちにぎわった