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熊本駅ビルが着工・・JR九州

2019年4月26日(金)

 JR九州(福岡市)がJR熊本駅(熊本市西区春日3丁目)の旧0番線ホーム跡地一帯に建設する駅ビルが4月、着工した。
 2021(令和3)年春開業予定のビルは敷地面積約1万9千u、地上12階地下1階建てで、延べ床面積は10万9千u(商業面積3万7千u)。同社の駅ビルではJR博多シティ(延べ床面積約20万u、商業面積約10万u)に次ぐ規模となる。ビルにはシネコンを含む商業施設やホテル、結婚式場などが入居するほか、熊本の自然をイメージした滝を備える「水と緑の立体庭園」も設ける。商業施設の年間売上高は200億円以上を目標にしている。工事は11月ごろまでに基礎工事を終え、20年1月ごろには鉄骨が建ち始める見通しだ。
 3月28日には、現地で工事の安全祈願祭が開かれ、関係者約40人が出席。同社の青柳俊彦社長は「駅ビルのほか、オフィスビルや住居などを備えた街をつくる。政令指定都市にふさわしい副都心にする意気込みで取り組む」と一帯の開発に意欲を見せた。(川野)

4月に着工した西区春日3丁目の駅ビル建設地。来年1月ごろにも鉄骨が建ち始める予定だ
3月28日の安全祈願祭には約40人が出席。青柳社長はじめ、蒲島郁夫知事や大西一史市長、久我彰登熊本商工会議所会頭らが顔を揃えた
安全祈願祭後、取材に応じる青柳社長
JR九州は来春、新幹線口に800台収容の立体駐車場を開業する(写真左手)。一帯には計2100台分の駐車場を整備しマイカー集客に備える