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県〜「スマート農業推進フォーラム」開催、最先端機器・技術を紹介

2019年8月3日(土)

  今年度を「スマート農林水産業推進元年」と位置付ける県は、県内外のスマート農業の先進的な取り組みや、最先端のスマート農業機器・技術を紹介する「県スマート農業推進フォーラム」を、8月1日から3日まで益城町のグランメッセ熊本で開催した。JA熊本経済連の第56回農機自動車大展示会との同時開催。
  1日は、@「社会実装を前提としたロボット・AIを用いたスマート農業の現状と課題」(報告者=八谷満・農研機構農業技術革新工学研究センター)、A「水田センサー・ITコンバイン等による省力化・低コスト稲作技術パッケージ」(同=ア克也・鰍`GL)、B「ナイルワークス製ドローンの取組み」(同=新川一也・全国農業協同組合連合会)の3テーマによる報告と、メーカーによる営農支援ソフト、ドローン、アシストスーツ、分析機器の製品紹介。2日は、@「NTTグループが描く未来農業」(同=久住嘉和・NTT研究企画部門食農プロデュース部門)、A「果樹におけるスマート農業の現状」(同=高田教臣・農水省農業技術会議事務局)、B「収穫ロボットの活用と展望」(同=藤井智大・Inaho梶jの3テーマによる報告と、アシストスーツ、ドローン、環境制御システムの製品紹介があった。
  1日から3日までメーカーなど17社が、ドローン、アシストスーツ、収穫ロボット、自動運転トラクター、営農支援ソフトなど、スマート農業機器・システムの展示・体験コーナーを設け、実演、紹介を実施。同時開催の農機自動車の展示会は農家や農業関係者で賑わいをみせた。(香月)

農作業の身体的負担を軽減する「アシストスーツ」を試す来場者
アスパラガスの収穫作業を実演する「収穫ロボット」。センサーが一定の大きさに成長したものを自動判別して収穫する
4社が出展した農業用ドローン
スマート農業の現状と可能性を報告するセミナーが2日にわたりあった
同時開催の農機具展示販売会は多くの来場者で賑わいを見せていた
屋外には展示販売のトラックや乗用車がずらりと並んだ