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熊本城の「今」間近に・・・特別見学通路完成

2020年5月30日(土)

 整備が進められていた熊本城「特別見学通路」がこのほど完成した。
 熊本城特別公開は昨年10月に天守閣前広場までの一部を公開。第2弾となる今回は、天守閣南側に全長350mの見学通路を新設。東西に設置する階段棟にはバリアフリーに配慮しエレベーターを設けたほか、トイレや授乳室も完備。見学者は地上約5〜7m、幅約4m(視点場によっては5.5m)のデッキを歩きながら、数寄屋丸二階御広間や連続外枡形(ますがた)と石垣、二様の石垣など重要文化財櫓群などをはじめとした熊本城の「今」の姿を間近で観覧可能。平日は同通路を折り返すルートだが、復旧工事が休みの日曜・祝日は本丸御殿大広間下の「闇(くら)がり通路」を通り、天守閣前広場まで見学できるという。(堀)

完成した「熊本城特別見学通路」。天守閣や重要文化財櫓群、崩落した石垣など熊本城の「今」の姿が間近で見られるもの
通路は全長350mで幅4m(視点場によっては5.5m)。バリアフリーにも配慮しエレベーターも設置
日曜・祝日は本丸御殿大広間下の「闇(くら)がり通路」を通り、天守閣前広場も見学可能という
修復作業が続く小天守(右)。21年春には天守閣の完全復旧と内部公開を予定している