ウクライナ避難学生を受け入れ・・・湖東カレッジ　

　（学）湖東学園専門学校湖東カレッジ唐人町校（熊本市中央区鍛冶屋町、山田美保校長）は６月６日、ウクライナからの避難学生を受け入れた。
　同校は、全国の日本語学校で組織する「ウクライナ学生支援会」の幹事校を務めており、学費は免除。生活費は同会などが支援する。
　ウクライナから避難してきたのはソロミア・コティクさん（２１歳）。ソロミアさんはウクライナの首都キーウの大学で、教育学を専攻していた。ロシアの軍事侵攻によりポーランドに避難。先月２１日に来日して東京で過ごし、今月３日に熊本空港に到着した。歓迎会では国歌や童謡、ウクライナ国歌がピアノの演奏にて披露された。また、県産のスイカを食べるなどして、生徒たちと交流を行った。ソロミアさんは２年間、同校日本語学科で日本語や日本の文化を学ぶ。
　ソロミアさんは「日本の文化や美しさ、日本人の精神性を発見することが勉強のモチベーションになっている」とコメントした。
　山田校長は「日本の理解を深めて、将来的には日本とウクライナの架け橋になってほしい」と歓迎の言葉を述べた。（澤井）