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住宅購入に新しい選択肢、6月26日に説明会・・・銀杏開発

2022年6月21日(火)

 「多様な生き方や価値観が広がりつつある現代社会で、住空間から得る本当の豊かさとは何かを考え、一人ひとりの幸せを追求した新しい住宅購入の形を提案していきたい」と話すのは不動産売買・仲介やリノベーション設計・施工などを手がける銀杏開発梶i熊本市北区津浦町)の村田智仁社長。
 注文でも建売でもない新しい住宅購入の選択肢として建築家の大谷一翔さん(大谷一翔建築設計事務所主宰)と連携した新たな企画「コンストラクションハウス」を今年5月に開始した。家の根本的な建て方、考え方から構築していきたいと村田社長が思いを込めた造語「コンストラクションハウス」。
 第1弾は、熊本市北区高平にある高低差3メートの土地に建てる住居。一般的に区画整備をして販売しずらい地形に注目し、一見不利な条件を魅力に変え、その高低差を最大限に生かした建築を提案していく。
 大谷さんは、道路から高低差3メートルというユニークな土地に木造2階建てをデザイン。道路沿いには玄関や地域に開かれた空間なども工夫できれば、と村田社長と計画を練ってきた。「不動産事業者にとって売るには難しい土地かもしれないが、視点を変えると高低差3メートルがあるゆえに道路側からの目線を気にすることなく、オープンな空間が設計でき、高台からの眺望はすばらいいもの」と村田社長は話す。

購入者の視点で豊かさを提案
 不動産や住宅メーカーからすれば人口が増える郊外に宅地開発する方法が販売しやすいはず。しかし、同社では購入者視点で考え、「住宅地に関して、利便性だけでなく、本来の住む≠ニいう豊かさを考える機会にしてもらいたい」という。村田社長は、「地域の良さを再確認し、その価値を見出すことから始めてみる新しい家づくりの提案を目指したい」と思いを語る。
 第1弾に続く第2、第3弾と「コンストラクションハウス」を今後も展開していきたいと話す村田社長と大谷さん。「必ずしも、難しい土地だけでなく、例えば景色の良い場所など、プロの目線で良い土地を探し出し、街並みや地域を意識し、建築で付加価値を高めるような住宅を提案していきたい」と話す。 これまでにない住宅販売のアプローチに挑戦する両氏は、新しい住宅購入のニーズが今後さらに増えていくだろうと考える。「新しい価値観が芽生えている今の時代だからこそ、挑戦したい。住む人がワクワクするような住宅を一緒になって創造していきたい」と事業展開への思いについて語る。
 同社では6月26日に、熊本市中央区西阿弥陀寺町の「商工クラブ」を会場に、「コンストラクションハウス」の発表説明会を開催する。時間は午前10:30〜。詳しい情報は、予約ページへ。問い合わせ先:銀杏開発まで

村田智仁銀杏開発且ミ長(左)と建築家の大谷一翔さん
開発予定の区画(敷地面積530u、高低差3m)、高平の「コンストラクションハウス」第1弾建設予定地
「住む人に豊かさを提案したい」と盛り上がる打ち合わせ
熊本市北区津浦町の銀杏開発竃{社事務所