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南阿蘇農産物の海外展開へ連携・・肥後市場フーズとテックファームHD

2022年6月30日(木)

 県内農家の農産物販売を支援する株後市場フーズ(熊本市中央区新市街、福永博之社長)と、東証グロース市場上場のIT企業・テックファームホールディングス梶i東京都新宿区西新宿、永守秀章社長)傘下の鰍ve Agri(ウィ アグリ、根岸健CEO)は6月1日、南阿蘇村の農産物の海外展開に向けた業務連携を開始した。主にシンガポールへ向けた農産物の輸出販売をサポートする。
 ITを活用して農産物などの海外輸出を支援するWe Agriは、地域に眠る銘品を探る「日本縦断銘品発掘キャラバン」や、海外輸出に関わるブランディングやプロモーションなどのマーケティングから、現地販売や物流までを一貫してサポートする月額サービス「コネクトアジア」などを提供しており、これらのサービスを肥後市場フーズが活用する。南阿蘇村の農産物の輸出拡大を目標に据え、当面は現地の農家への同サービスの認知・周知に力を入れたいとしている。
 6月8、9日には福永社長および永守社長が同村を訪れ、吉良清一村長に事業計画を報告したほか、現地の農家をめぐり、土に触れながら生産者と交流した。「吉良村長や地域の農家と面談し、当事業が南阿蘇村の目指す姿と方向性が一致していることを確認した」と福永社長は振り返る。また永守社長は「生産者や食品メーカーと同じ目線で現状や課題について話し合うことができた。南阿蘇が秘めるポテンシャルを長期的な視点で発掘したい」と話す。(米村)

▲福永社長(右)と永守社長(左)が南阿蘇を訪れ、吉良清一村長に事業計画を報告した