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オクロック熊本歌劇団による特別講座・・・平成音楽大学

2025年6月18日(水)

 上益城郡御船町の平成音楽大学(出田雄人学長)は6月11日、学内のベートーヴェンホールで教養講座「文化芸術論」として、オクロック熊本歌劇団の特別講座を開催した。対象は全学年の学生で当日は約300人が受講した。
 同講座は社会人としての態度や精神の取得、キャリアアップや進路選択に活かしてもらう目的で実施している。今回は同歌劇団と初のコラボで、地元でエンタメを担う同劇団(会社)の取り組み紹介と団員募集を兼ねて実施する事になった。
 講義は最初にオクロック歌劇団運営会社であるマンガ出版社コアミックスについて、広報担当の丸山龍太郎主任(褐F本コアミックス 劇場・劇団事業部)が現在手掛ける様々な事業内容や同社によるマンガ作品など詳しく話した。その後、団員が舞台と同じ衣装と立ち回りで「前田慶次かぶき旅〜戦国の花・細川ガラシャ〜編」のワンシーンを披露。迫力ある殺陣や歌やダンスに受講者は見入って、拍手していた。最後に2人団員が各自この仕事を選んだ経緯や今の状況などスピーチした。前田慶次役で1期生の菅井育美さん(福島県出身)は「元々東京でアルバイトしながら役者をやっていたが、この劇団に入ってからはありえない待遇で自分の生活や稽古場も舞台も充実した環境が整っている」などと述べた。質疑応答では、学生から「ダンスの経験が必要なのか」や「前に2度舞台を見たことがある。目の前で見れて嬉しかった」など感想があった。
 同大学では授業の一環としてキャリア講座も強化しており、これまでも音楽ビジネス講座や劇団四季公演鑑賞など行っている。(坂井)

特別講座に訪れたオクロック熊本歌劇団メンバー
広報担当の丸山龍太郎主任
「かぶき旅」の殺陣シーン
舞台の実演を見て笑顔が出る学生たち
1期生の劇団員・菅井育美さん
劇団に入った経緯などを話す谷山夢さん(熊本県出身)
講座後、劇団員に話しかける学生