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下通2丁目にビジネスホテルを県内初出店・・東京都のアマネク

2025年9月30日(火)

 ホテル開発・運営、不動産業の潟Aマネク(東京都千代田区、安達禎文社長)は、中央区下通2丁目にビジネスホテルをオープンする。開業は2026年9月の予定。大和ハウスリート投資法人(東京都)が26年12月に取得を予定している現在建設中の鉄骨造り12階建てビル(延べ床面積約5400u)にテナントとして入居する。潟Aマネクの県内出店は初めて。九州では大分県別府市の2店に次いで3店目。
 熊本市が持つ底堅い出張需要に加え、半導体世界大手、台湾積体電路製造(TSMC)進出に伴う半導体関連企業の集積によるビジネス需要や増加傾向にあるインバウンド(訪日外国人客)を含めたレジャー需要を見込み、出店する。
 場所はビジネスホテル「熊本ワシントンホテルプラザ」北側。客室数は176で、ビジネス需要に合わせたダブルルームが中心の宿泊特化型ホテル。インバウンドやレジャー客向けにツイン31室とトリプル8室の計39室を設ける予定。名称は「アマネク熊本」。同社運営のホテルは25年9月現在、北海道1、東京都4、石川県1、京都市1、別府市2の計9店。新規開業ホテルでは10月に岐阜県高山市、12月に東京都台東区浅草、26年1月には大阪市中央区千日前に各1店の出店を予定している。
 同社のホテルは、東京都内では浅草や銀座、北海道旭川市、石川県金沢市、別府市などインバウンドを含む観光客に人気がある都市やエリアに立地していることも特徴。同社は02年4月に設立、資本金は5千万円。16年6月に初の自社ブランドホテル、「アマネク銀座イースト」(客室数35)を開業している。
 同社では今回の出店について「熊本市は年間を通じ安定した宿泊需要がある。物件は繁華街や市電電停、バスターミナルにも近く、県内外へのアクセスにも優れた立地」としている。(川野)

東京都のアマネクがビジネスホテルの県内1号店を出店する現在建設中の12階建てビル(中央区下通2丁目、延べ床面積約5400u)
26年9月開業予定の「アマネク熊本」完成予想図。提供・大和ハウスリート投資法人