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大津町に太陽光パネル処理工場を建設・・・熊本メスキュード

2026年5月25日(月)

 産業廃棄物収集運搬の褐F本メスキュード(菊池市西寺、山本龍幸社長)は4月、大津町真木の同社工場敷地内に太陽光パネル処理工場を建設した。近日中に県から許可が下り次第、稼働開始予定。
 廃棄物処理に関するリサイクル法整備の動きを見据え、業容拡大の一環として新事業に参入したもので、工場は同社第1〜第3工場に隣接する遊休地に建設。敷地面積は約2900u、建物は鉄骨造り平屋建て、床面積は約450u。繊維シートを外壁や屋根に張る「膜構造」を採用している。太陽光パネルはこれまで破砕や埋め立てによる処理が中心だったが、同工場ではアルミ枠、ガラス、発電シートをそれぞれ素材ごとに分離し、破砕する専用機械を導入。前工程でアルミ枠とガラスを分離、破砕し、後工程で発電シートを専用機械で破砕する2段階の工程で処理する。これにより全素材の100%リサイクルが可能になるという。処理能力は8時間で最大4・35t。1枚20sの産業用太陽光パネルに換算すると1日最大220枚の処理が可能で、早期のフル稼働を見込んでいる。
 山本社長は「太陽光パネルのリサイクルが可能な施設は県内にはまだ少ないが、当工場の稼働で、今後廃棄増加が見込まれるパネルの100%リサイクルが可能となった。さらにリサイクルの品質を高めて循環型社会を推進し、業界の発展につなげたい」と話している。
 同社は日本製鉄鰍フ関連会社・共英製鋼鰍ェ開発した医療廃棄物などを安全に処理するための溶融システム「メスキュード」の技術を活用し、医療分野を中心とした産業廃棄物の収集運搬および中間処理を手がける。九州・山口を営業エリアとし、従業員数は35人、トラックは28台を有する。大津町真木に第1〜第3工場を置き、鹿児島市小野町に鹿児島営業所を構える。同社は蛍光灯のリサイクル事業も展開しており、2025年9月期の売上高は5億5千万円。(米村)

▲床面積約450u。膜構造を採用した太陽光パネル処理工場
▲太陽光パネルを素材ごとに分離し、破砕する機械を導入