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手術時の使用済薬品を自動記録する装置を開発・・・オオクマ電子

2010年10月30日(土)

  オオクマ電子梶i熊本市長嶺西1丁目、大隈秀義社長)はこのほど、医療機関向けシステム開発の潟\ルブ(福岡県春日市、秋枝幸房社長)と独協医科大学病院(栃木県)と協力し、手術で使用した薬品を自動で分類・記録する装置を開発した。
 回収箱に使用した薬品の空き容器や医療ゴミを投入すると、装置内のカメラが容器の形状などから自動的に医薬品の種類や使用個数を識別し、そこで登録したデータを自動でPCに送信するという装置。請求漏れや実施漏れ防止による利潤向上が図れ、電子カルテ上の薬品投与内容、医療事故時の投与及び時期などの明確なエビデンスがとれるという。また、看護師の作業工数削減、患者への使用薬品明細確認、リアルタイムでの在庫管理や病院全体の薬品管理、使用履歴徹底による院内スタッフの意識向上などに寄与し、病院の横断的な組織形成や医療サービスの質の向上につながるとしている。価格は3千万円から。
 大隈恵治副社長は「チーム医療を効率化し、促進させる装置。システムと人が融合したセミオートメーション化を図れ、病院経営に対する潜在的な可能性を秘めている。今後の医療に不可欠の安心・安全を実現し、業界全体の発展に寄与できる装置として販売していきたい」と話した。(中嶋智)

大隈恵治副社長
薬品を自動記録する装置「IMRS(アイマース)」
熊本市長嶺西1丁目の本社