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「全力を挙げて支援していく」・・・安倍首相、嘉島町のプレシードなど視察

2016年7月20日(水)

 安倍晋三首相は6月4日、熊本地震で大きな被害に遭った御船町、嘉島町、益城町の被災状況を視察した。当日は御船町の避難所を訪れた後、嘉島町の(株)プレシード(松本修一社長)、同町の農事組合法人かしま広域農場(工藤健一組合長)、益城町の広安仮設団地などを訪問した。
 視察後、報道陣の取材に応じた安倍首相は「地元の製造業には、サプライチェーンを維持するためにも、これからも頑張っていただきたいとお声がけをした。また、農業法人には生産を持続できるよう支援をしていく必要があると思う。グループ補助金や農家の方々への補助などを通し、全力を挙げて支援していく」とコメント。また、自治体への財政支援については「補正予算、災害指定などの枠組みの中で自治体の負担を軽減し、財政が立ち行かなくするようなことは絶対にないよう支援する。自治体には安心して復興に取り組んでいただきたい」と話した。

半導体・液晶装置製造のプレシード(嘉島町井寺)の工場内を視察する安倍首相
▲プレシードの松本修一社長(右)から、工場内の被災状況の説明を受ける安倍首相と松本文明内閣府大臣(中央)。安倍首相は時に大きくうなづきながら、熱心に聞き入っていた。
益城町の広安仮設団地(広安町民第一グラウンド)では、6月中の完成・入居を目指し、仮設住宅の建設が急ピッチで進められている。安倍首相の左隣りで案内するのは益城町の西村博則町長