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<くまもと街 元気びと>「私の役割はローカル色を出すこと」面木 健さん

2019年8月16日(金)

6月、上通アーケード沿いに平屋建てのカフェがオープンした。幅約6m、奥行き約30mの空間に誕生したのはカフェだけではない。庭と空が見える屋上もあるポケットパークのような空間も生まれた。開業した面木健さん(54歳)は、ここで大正期から続く商家の3代目。自らの名前をもじり「オモケンパーク」と名付けたこの場所を「様々なジャンルの人たちが集まり、地域のコミュニティーが生まれる“上通りの縁側”にしたい」と目を輝かす。

「スペースすべて熊本にこだわりました」と面木さん。 100u弱のCLTと呼ばれる木造と、一部鉄骨の建物は県 産木材を使ったほか、敷地内に植えられた雑木は阿蘇市 の山から移植。環境問題やSDGsを意識したという
地上4メー トル超の屋上から見る上通り。珍しそうに目を向ける人も多い
庭には手押しポンプ付きの井戸も。地 面には透水性レンガやクスノキのチップを 敷き、雨水の浸透に配慮した