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泡立つ′F本発クラフトビール・・・県内醸造所 工場新設や輸出にらむ

2020年10月1日(木)

クラフトビールと呼ばれる、小規模な醸造所(ブルワリー)で造る手作り感あふれるビールが県内でも人気を集めている。1994(平成6)年の酒税法改正で全国に地ビールブームが起きたのは記憶に新しいが、2018年の改正では麦芽比率の引き下げや副原料の使用が認められ、小規模醸造所が急増。

熊本クラフトビール直営のビアバー「オワゾー」(中央区下通2丁目)の一番人 気は写真のピルスナー。ビールを注ぐのは同社鳥井誠人社長の実弟で店を切り盛りする謙二さん
ダイヤモンドブルーイング(東区長嶺南3丁目)。長嶺の店舗内には250リットルの醸造タンクが3基。副原料には晩柑やクリ、ゴボウなど様々な県産農産物を使用し、「ビール造りは農業」が鍛島社長の持論だ。設備にはクラウドファンディングも活用し約4千万円を投じた
熊本クラフトビール(東区御領6丁目)。千リットルタンク8基が並ぶ熊本クラフトビールの工場。鳥井社長は父から20年程前に後を継いだ。兄の康孝さんが醸造 責任者を務め、家族でビール造りを支える。副原料は一切使わず、熊本の地下水にこだわる
昨年オープンしたダイヤモンドブルーイング直営のビアレストラン「ワールドビアターミナルカエン」(中央区下通1丁目)ではフルーツ味など数種類のクラフトビールが楽しめる。クラフトビールは大手が造るビールと比べ、値段は少々高めだが、お代わりする客も多い