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上天草市の新大矢野トンネル貫通・・・熊本天草幹線道路「大矢野道路」

2025年3月31日(月)

 熊本都市圏と天草市中心部の移動所要時間短縮を目指し、国土交通省と熊本県が整備を進める熊本天草幹線道路(全長約70q)の一部で、県が担当する「大矢野道路(同3・4q)」の「新大矢野トンネル(仮称=同925m)」が貫通し、2月24日に現地で貫通式が開かれた。
 大矢野道路は、天城橋(新天草1号橋)を含む「三角大矢野道路」と接続し、同道路の登立ICから国道266号の西側を通り、同市大矢野町上の宮津交差点付近までを結ぶ自動車専用道路(道幅12mの2車線)。2023年10月に着工した。全体の約3割を占める新大矢野トンネルや橋りょう3カ所を設けるほか、大矢野ショッピングプラザ「キャモン」前の266号に接続するインターチェンジ(IC)を新設する。総事業費は約170億円を見込む。トンネルは今年9月に完成、全体の開通時期は未定。
 同日の貫通式には国・県の担当者や国会議員、沿線自治体の首長、地元区長ら約120人が出席。亀崎直隆副知事が「熊本草幹線道路は地域の産業や観光振興、そして地方創生を進める上で重要かつ不可欠な路線。まさに命の道であり、1日も早い完成が求められている。県としても全力で取り組む」とあいさつした。

新大矢野トンネル(仮称)の貫通を祝い、万歳をする関係者たち
同市寄船地区のトンネル坑口から大矢野川をまたぐ橋りょうの下部工工事現場
国道266号に接続する宮津交差点付近。左の建物が「キャモン」